【 事務所の方針について 】

 当事務所はFA(ファクトリーオートメーション)に携わる事業所として装置のありようを定義しています。

◇そのいち:安全第一
 自動化設備は生産に関わる人員の負担の軽減を目的のひとつとしていますが 同時に機械を扱う知識を必要とします。 この教育を怠ると非常に危険な機械となりえます。 設計者としては この教育にも設計段階から考慮する必要があると考えています。
大手企業には工場内での安全基準があり、そのような場に装置を入れる場合は こちらの基準を第一優先として設計をします。
装置メーカーに同様の基準があれば、次点として当てはめます。
もし、ユーザー側にもメーカー側にも安全に関する基準が存在しない場合、事務所においてご依頼側に安全仕様を事前に提示し、見積もりを致します。 FA装置において安全対策費用は安くありません。費用対効果とリスクを説明し、必ず安全対策を盛り込む様に話し合うことを徹底します。
事務所において危険を放置しない設計を実行しています。

◇そのに:コミュニケーション
 ユーザー側においてFA装置にはメンテナンスが欠かせません。 事務所では基本的にユーザー自身でのメンテナンスを推奨します。 それは、なにかしらのトラブルが生じた際の対応においても同様です。 事務所でもメンテナンスやトラブル対処は行います。 その時には聞き取りを中心に設備担当者から情報を引き出しますが 装置を扱う作業者が一番機械を理解していると思いますので、場合によっては電話を代わってもらう事もあります。 事前に現場レベルでの交流を確立することも目的としています。
 メーカー側においては、設計をまとめる管理する人との交流は重要です。
装置を作る際には仕様を必ず作成しますが、装置の方向性がしっかり決まっていないと、設計から失敗します。
情報の共有と公開が メーカー側との共同作業を確かなものとします。

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